夏になって海やプールで泳ぐことも増えてきますね。
またはジムなどに通って泳いでいる方もいらっしゃることでしょう。
私は学生の時、プールで泳ぐ時はすぐに耳に水が入ってしまい、なかなか水が抜けなくて苦労した思い出があります。
今では防水タイプの耳栓も多く販売されていて、耳に水が入る心配も減ってきましたね。
ですが、あの耳栓って泳いでいる途中で外れてしまったりしませんか?
急に耳栓が外れたら、焦ってしまうし、外れた耳栓を探すのにも一苦労…
遊んでいる時ならまだしも、タイムを計っている途中なら最悪です。
そんな耳栓が耳から外れる理由と、それを防ぐ方法を見ていきましょう!
Contents
耳栓の片方だけ入らない・出てくるのはなぜ?
耳にしっかり耳栓を押し込んだはずなのに、いつの間にか耳栓が出て来て取れてしまうことがあります。
しかも片方だけやたら入りづらかったり、出てきやすかったりして。
折角耳栓を使っても、「すぐ出てくるかも…」なんて気にしていたら、集中して泳げませんよね。
片方だけ入りづらい・出てきやすいのは耳の穴の形の違いが一因であると考えられますが(人間の顔は左右対称ではないですしね)、そもそもどうして一旦は入ったはずの耳栓が出てきてしまうのか、種類別にその原因を見ていきましょう。
フォームタイプの耳栓
スポンジのようなフォームタイプの耳栓は、耳の中で膨らんで耳を塞ぎます。
この時に耳からはみ出ている部分が多いと、その部分が膨らむことで耳から押し出されてしまい、耳栓が抜けてしまうことがあります。
これを防ぐためには、耳栓を入れて耳からはみ出した部分を切り落としてしまうという方法があります。
ただし、短くすると取り出しにくくなるので、あまり切りすぎないように注意しましょう。
一気に短く切らずに、少しだけ切ってみて、自然とは抜けにくく、自分では抜きやすいベストな長さを調整してみて下さいね。
もし、抜けなくなってしまったら、無理に自分で取ろうとせず、近くの人にお願いするか(ピンセットを使うと良いです)、耳鼻科で処置してもらうのがいいでしょう。
フランジタイプの耳栓
三段階のツバが付いているフランジタイプの耳栓は、主にエラストマーという素材で作られています。
エラストマーははゴムに似た性質を持っているため、遮音性はフォームタイプに少し劣りますが、水が入って来づらいので便利です。
また、汚れても洗うことで再利用できますので、水泳には最適かと思います。
ただ、ゴムのような性質を持っているため、何度も使用することで変形してしまったり、元々の耳の大きさに合っていなかったりすると、抜け落ちやすくなってしまいます。
フランジタイプで耳栓が出てきてしまう場合は、サイズを確認して新しいものに取り換えるのが良いでしょう。
耳栓がうまく入らない時の対処法
耳栓を使い始めて慣れないうちは、抜けてしまったり上手く入らないこともよくあります。
耳栓をつけてからしばらく経つと何か違和感を覚えて、次第に痛くなってしまうなんてことも。
これらの悩みは耳栓の特徴を理解してちゃんと入れれば、かなり緩和できますので、正しく装着するようにしましょう。
フォームタイプの耳栓の場合
「フォームタイプは指でつぶして耳に入れる」
というのはご存知かと思います。
しかしフォームタイプの耳栓は、耳に入れる前に一度つぶしても、思っていたよりも元の形に戻るのが速くて、上手く奥まで入らないという人もいらっしゃいます。
フォームタイプの耳栓を入れるには少しコツがあります。
まず、耳栓をつぶすときは指先で転がして、中の空気を抜くように細くしていくとうまくいきます。
ティッシュでこよりを作る感じですね。
そして、耳に入れる時も、耳を斜め上に引っ張りながら入れることが重要になります。
通常、耳の穴はまっすぐではなく少し曲がっています。
耳を上へ引っ張ることで穴をまっすぐにして、耳栓を入れやすくするのです。
一度しっかり入ってしまえば固定されますので、少し手間ですがやってみて下さいね。
また、フォームタイプの耳栓を水泳の時に使うなら、必ず「弾性発砲ポリマー」など防水効果のある素材のものを使うようしましょう。
低反発スポンジなど、防水効果がないものもありますので注意しましょう。
フランジタイプの耳栓の場合
フランジタイプの耳栓の場合は、そのまま軽く押し込むだけでしっかりと固定され、防水効果もあります。
ただし、これはサイズが正しい場合です。
あなたの耳より大きいサイズのものを無理に入れてしまえば、すぐ抜け落ちてしまいます。
逆に、小さいサイズのものを使用してしまうと、耳の奥まで入り込んでしまって痛い思いをしてしまいます。
自然に固定されるところまで入れて、抜け落ちてしまったり、耳が痛くならなければ、それがあなたに合ったサイズというわけです。
ついつい「大きければしっかり塞がるだろう」と、大きめのものを選んでしまいそうですが、必ず自分の耳のサイズに合ったものを探してくださいね。
ただ、フランジタイプの耳栓はなかなか試着できるお店がないので、自分に合うサイズに出会えるまで、何度か買い換える必要が出てくるため、少々面倒かもしれないですね(^^;)
まとめ
水泳で耳栓を使うなら、防水機能がしっかりしていて、きちんと自分の耳のサイズに合ったものを選びましょう。
途中で抜けるなんてことがあったら集中できないですし、楽しさも半減しちゃいます。
耳栓が入らなかったり抜けてしまったりするのは、耳栓のサイズと入れ方を見直せば解決できますので、気になっている方はまずはそこを確認してみて下さい。
最後に、耳栓をするにあたっての注意点です。
防水タイプの耳栓をする際は、装着前にシャワーなどで濡れた耳の中の水を綿棒やティッシュで取っておきましょう。
耳の中に水が入ったままですと、雑菌が繁殖してしまって、中耳炎の原因になったりします。
しっかりと耳栓の使い方を守って、楽しく泳ぎましょう!