多くの人が仕事休みになるお正月は、普段なかなか会えない親戚一同が集まって新年のお祝いをする、という家庭も多いでしょう。
中にはそれを楽しみにしている人もいることと思います。
しかし、そこは親戚と言えど人間関係。
会話での対応、ふるまいでの配慮、気を付けるべきことにいとまがなく、くたびれてしまう人もいるかと思います。
また親戚とは、どうしても他人よりも気持ち的な距離が近い間柄であるため、中には遠慮なくものを申してくる人たちもいます。
そのため、正月の集まりがあっても親戚と極力顔を合わせたくないという人もいることでしょう。
筆者も聞かれたくないことをズバズバ問われ、遠慮ない意見をビシビシ述べられ、おせちの味もわからないほどくたくたになった時もあります(;_:)
今回は、そんな正月のちょっと面倒な親戚の集まりについて話していきます。
正月に親戚に会いたくない人っている?
まずは、正月の集まりで会いたくない親戚とは、どういう人たちがいるのかについて話していきましょう。
会いたくないと思っている人たちの多くは、やはりプライベートなことを根掘り葉掘りと聞いてくる親戚が苦手なようです。
特に結婚や仕事のことなど、あまり人には首を突っ込んでほしくないことも、親戚ということで遠慮なく聞かれることも多いからでしょう。
こういう親戚は、結婚していないことをせっついてきたり、仕事の状況をあれこれ尋ねて来たりと、答えづらいことを色々ぶっ込んできます。
かくいう筆者も結婚していないことをあげつらわれたりしたこともあります(泣)。
また他にも作法にうるさい親戚もいます。
箸の持ち方から他の親戚への接し方まで、あれこれとダメ出しをしてきます。
それならまだいい方で、集まりの中で自分もなにか仕事をしようとすると、「大丈夫だから座ってて」と制止しておきながら、気を使って何もしないでいると、「あの人、社交辞令を真に受けて何もしないわ」と他の親戚に悪口を言う人なんかもいます。
非常にはらわた煮えくり返りますね(笑)。
あとはやりづらい大人だけでなく、別の意味で対応の難しい、甥っ子や姪っ子をはじめとした親戚の子供たちなんかも、親戚に会いたくない一つの要因になっています。
家中を駆け回り、飛び跳ね、物を壊すなどして制御できなかったり、大人とはまた違った、無邪気なノリで答えづらい質問をしてきたり(笑)。
このようにいろいろな方面で顔を合わせるのが億劫な親戚の方々は存在します。
正月の親戚のめんどくさい質問はどう切り抜ける?
親戚からのプライベートな質問やそこからのバッシングは、どう切り抜けたらいいでしょうか。
例えば、まずは徹底的に避けるという方法。
話しかけられても、無視と行かないまでも適当に返しながら、さりげなくその場を離れるようにします。
また、とにかく忙しそうにして話しかけられる時間を作らない、という手も有効です。
台所仕事や他の裏方仕事を積極的に手伝う風を装い、あくまで「仕事をしているから相手できません」という雰囲気を作りましょう。
更に、親戚の集まりということで、「思い出を残す」という名目で、カメラマンに徹することもいいでしょう。
常にあっちこっちと、カメラを携えながら動いていることで、立ち入った質問をしてくる隙を与えないようにします。
この方法は質問を回避するだけでなく、周りの親戚の方々からも「気が利く」という印象も受けるかもしれないところがおすすめです!
また、いくら親戚と言えど、あまりプライベートな質問、特に異性に対して結婚や恋愛事情を聴くことはあまり好ましいことではありません。
ですので、思い切って「それはセクハラ(モラハラ)です」と指摘してみるのもどうでしょう。
実際、セクハラやモラハラは本人がそう感じるのならその通りの場合が多いです。
なるべく穏便にことを終わらせるためにも、軽く、かつ毅然として指摘してみましょう。
立ち入った質問やバッシングの度にその返しをしていれば、次第にそれもなくなるはずです。
以上のように、親戚からの面倒な質問にはいろいろな対処の仕方が考えられますので、ぜひ試してみて下さい。
親戚の集まりが苦痛なら無理しなくていい
前章では実際に親戚と対面した際の対処法を話してきました。
ただ、そもそもせっかくのおめでたい日、いくら親戚と言っても無理をしてまで顔を合わせる必要はあるでしょうか。
いっそ親戚一同の集まりに参加しないという方法もいいはずです。
冠婚葬祭の席であれば、さすがに参加しないわけにはいかないでしょうが、正月での集まりであれば、適当な理由をつけて参加しないということも不可能ではないでしょう。
里帰りの日程を正月連休でなく別の連休にずらして、正月休みは羽を伸ばすというのはいかがでしょう。
お正月のセールを見て回るのも楽しいですし、折角の正月休みですから、家族水入らずで映画や旅行に行くのも楽しいはずです。
いくら親戚と言えど、自分の神経をすり減らしてまで付き合うくらいなら、無理をせず顔を合わせる機会をなるべく減らすのも、自分の心身の健康を守るために大切なことだと、筆者は思います。
まとめ
親戚関係というのは切っても切れない関係です。
今後の人生において困った際、頼ることがあるかもしれないと考えると、なかなか邪険にしづらいのが本心でしょう。
だからといって、向こうが配慮に欠けた言動をしてもいいということはないはずです。
むしろ他人とは違う関係のせいで、甘えの生じがちな親戚関係こそ「親しき仲にも礼儀あり」を意識する必要があるはずです。
親戚の集まりというものに対して、無理して「いい人」になるのはやめましょう。
上手くかわしたり、また失礼な言動をされたら時には、毅然とした態度を取ることも必要になります。
むしろ避けることがあってもいいでしょう。
親戚と言えど、そこには人間関係があります。
無理をして自分の心や身体を害してしまえば、本末転倒。
自分が無理なく付き合える範囲で、親戚関係に対応できれば最善ですね。