修学旅行といえば、学校生活の中で特に大きなイベントなので、大人になっても思い出に残るものです。
修学旅行の準備はとてもワクワクして、当日が待ち遠しかったはず。
ですが、それは誰にでも当てはまることではありません。
本心では修学旅行に行きたくないのに、我慢して参加していた子もいるかもしれませんよね。
それに気がつかなかっただけで…
もしも自分の子供が修学旅行に行きたくないと言い出したら、あなたはどうしますか?
中学生のお子さんが修学旅行を拒否した場合の対策について、まとめてみました。
修学旅行を休むという選択肢はあり?
修学旅行は小学校~高校まで行われるものですが、学校行事の一つなので、絶対に行かなければならないものではありません。
遠足や社会見学のように、宿泊を伴わない行事とは違い、宿泊するのが修学旅行なので、身体的な理由で参加しないケースもあります。
医療行為を受けなければいけないような持病のある子供は、参加できないことだって考えられます。
他にも、中学生や高校生になると部活動のために修学旅行を休まなければいけないケースもあります。
私立校になると、修学旅行の行き先が海外の場合もあります。
そうなると、当然費用が高くなるので、経済的な理由で諦めなければいけない人もいるようです。
このように、修学旅行を休む事情は家庭により様々なため、仮に休んだとしても、何かペナルティを受けるようなことはありません。
中学生が修学旅行に行かないケースってあるの?
中学生の子供が修学旅行に行きたくないと言い出すと、親は困惑してしまうでしょう。
まず、なぜ行きたくないのか、その理由を知りたいと思うはずです。
ですが、思春期真っただ中の中学生が、本心を素直に親に話すとは限りません。
どんなに聞き出そうとしても、頑として言わないかも知れません。
そんな時は、無理に聞き出すのはやめてあげましょう。
自分から言い出すまで、待ってあげて欲しいのです。
実は、中学生が修学旅行に行かないケースはかなりあることなんです。
理由はそれぞれあるでしょうが、一番多いのは<人間関係が上手くいっていないから>なんですね。
要するに、仲間外れにされているとか、クラスに馴染めない、といった理由ですね。
このような状況で修学旅行に行っても、楽しい思い出を作るどころか、数日間はずっと嫌な気持ちのまま過ごさなければいけなくなります。
クラスの輪に入れてもらえない、または入れないことを親に言えずに、悩んでいる子供もは沢山いるでしょう。
修学旅行に行かない理由を聞いても、答えてくれないのなら、まずはお子さんの学校での人間関係に原因がないかを考える必要があるのではないでしょうか。
修学旅行に行かない理由は人それぞれ。本人の意思を尊重して
中学生の修学旅行は最終学年の3年に予定されることが多いので、子供とは言え大人として成長している課程です。
親に見せたくない顔もあるでしょうし、親に言えない学校での人間関係もあるはずです。
理由は本人にしかわからないことなので、行きたくないと言っている子供を無理やり参加させるのは、やめてあげてください。
修学旅行に行きたくないのに、それを親に理解してもらえずに我慢して参加した後に、学校に行かなくなってしまった例もあります。
親が守ってあげられないところに行くわけですから、本人が嫌がっているのに無理に行かせるのは酷な話です。
本人の気持ちを優先してあげることが第一です。
みんなが修学旅行に行っている間に、お子さんと家でゆっくりと話をしてみてはいかがでしょう。
時間をかければ、修学旅行に行きたくない本当の理由を打ち明けてくれるかもしれませんよ。
まとめ
修学旅行は、団体行動を学び、友達同士の絆を深める良い行事ですが、今は廃止している学校も増えていると聞きます。
家族旅行をするのが当たり前になった時代なので、わざわざ学校行事として旅行する必要もないという考え方が広がりつつあるわけです。
修学旅行に行かなくても卒業できますし、勉強にも支障はないので、本人の気持ちを大事にしてあげてくださいね。
思春期のお子さんと向き合うことは難しいことだと思いますが、お子さんは親を頼りにしています。
「みんな行くのに、なんであんたは行かないの!?」
と頭ごなしに怒らずに、お子さんの気持ちに寄り沿ってあげて下さい。
ゆっくり話を聞いてあげれば、きっとお子さんから心を開いて理由を教えてくれるはずです。